monaccaは、杉の間伐材を使った世界で唯一の成形デザインによる木製品ブランド。
木の持つ質感や自然の時間、人の五感を凝縮し、都市のライフスタイルに提案する木製品をコンセプトに、良質な木材産地・高知県馬路村にある小さな林業会社「株式会社エコアス馬路村」と、プロダクトデザイナー・島村卓実氏のデザインによって生まれました。
地球温暖化や環境の変化によって、適切な森林整備の重要性が認識される今日。
水と空気をつくり出し、多くの生命を育む森づくりには人の手が欠かせません。
そして、そこから生まれる間伐材も大切な資源。
私たちは、森づくりから生まれる間伐材を活かし、再び森づくりに還元できるように、木と森の可能性にチャレンジします。
馬路村は、高知県の東部、山の奥のそのまた奥にある信号機もコンビニもない人口約800人の小さな村で、面積の96%を森が占める全国屈指の森の村です。
魚梁瀬杉(ヤナセスギ)に代表される良質な木材産地として、「伐った分だけ必ず植える」理念の基、林業と共に歩んできました。
木々は、大地にしっかりと根を張り、雨水を貯える自然のダムです。
そこから沁み出した一滴一滴が小さな流れとなり、谷へ集まり、奔流へと変わります。
森は、こうした水源涵養だけでなく、土砂災害から私たちの暮らしを守り、つくり出す水と空気によって森や川に暮らす多くの生命を育みます。
そして、器になり、暖になり、家になり、私たちの暮らしに寄り添ってきました。
植林された苗木が大地に根を張り、森の役割を果たすためには、長い年月と人による手入れが必要です。
そして、そこから生まれる間伐材も大切な資源の一つ。
決して無駄にせず、森の香りや木のあたたかみを生活の一部に取り入れる製品となることで木は生き続けます。
私たちは、「明日はきっとエコロジー、いつか生態系循環の永遠の森につながるように」のポリシーの基、【森を育てる】【森を集める】【森を加工する】【森を販売する】【森に還元する】森の仕事に関するすべての仕事を一貫して行う「森の6次産業化」を通して、全国的に衰退する林業を元気したいと考えています。
馬路村では、未来に繋がる健全な森林育成のために「千年の森の基金」を設立。
monaccaは、売上の1%を千年の森基金に積み立て、先代たちが残してくれた緑豊かな森を、次世代に繋いでいきます。